2014年7月27日日曜日

8・6ヒロシマ大行動へむけて、高陽第一診療所労組が決議


 7月23日に高陽第一診療所労働組合の臨時大会が開催され、8・6ヒロシマ大行動に向けた特別決議があげられました。以下、紹介します。


「7.1集団的自衛権行使容認の閣議決定を許さず、
8・6ヒロシマ大行動へ総決起しよう」
高陽第一診療所労働組合 臨時大会特別決議

 7月1日、安倍政権は集団的自衛権行使容認を閣議決定しました。鹿児島の川内原発再稼動、辺野古新基地建設、オスプレイの全国での飛行、武器輸出など閣議決定をもって、堰を切ったように一気に戦争への道を暴走し始めました。ウクライナ情勢、イスラエル軍の地上部隊によるガザへの侵攻と、閣議決定から1ヵ月も経たないうちに戦争が目に見える形で情勢が進んでいます。世界大恐慌という資本主義の危機は、労働者民衆を戦争に引きずりこみながら急速に崩壊に向かっています。危機の根底には、アメリカを盟主とする大国が、これまでのように世界を支配する事が出来ない現実があります。労働者が生きることも出来ない、戦争に行き着く以外ないような社会は変えるしかない、そうした怒りが、膨大な労働者の中から湧き上がり満ち溢れています。
 安倍政権は戦争の道を進める一方で、労働者には、「残業代ゼロ法」や「限定正社員制度」で労働者の10割非正規職化を推し進めています。労働者に対して、戦争で死ぬか、過労死するかと言わんばかりに、低賃金で働かせて労働者に命を差し出せということです。医療福祉職場においても、新成長戦略の方針の下に明確に医療福祉への市場原理、「命よりも金」が貫かれようとしています。
世界大恐慌の中で今すべての労働者が歴史の分岐点に立っています。戦争の問題は労働者の問題として、闘う労働組合が時代の先頭に立つときが到来しました。自分たちの子や孫、つながるすべての人たちと戦争を止めるために労働組合が団結を作り、大きくしていきましょう!労働者が団結すれば社会をかえる力を持つことが出来る。その力は労働者一人ひとりにあります。

被曝69周年8月6日を巡って、安倍首相を記念式典に出席させるな、安倍政権を倒せという声が吹き出しています。誰よりも核と戦争を憎む被爆者の怒り、被曝の強制と棄民化政策によって「命と暮らし」を破壊されている福島の怒りをひとつにして安倍政権を打倒していきましょう!
 高陽第一診療所は国が被爆者、被爆二世を切り捨てている事に怒って、国に救済を求めるのではなく、自らの手で「自分たちが生きるための医療機関を作ろう」とカンパや基金で設立された病院です。その闘いは被爆者が自らを解放して被爆者こそ胸を張って生きていこうという闘いだったのです。その闘いは脈々と現在の8.6ヒロシマに受け継がれています。7.1情勢で安倍政権が戦争できる国への舵を切った中で、8.6ヒロシマ大行動を、ヒロシマ・ナガサキとフクシマの怒りをひとつに、労働運動と国際連帯の力で戦争を止めて、全原発廃炉、核廃絶の実現をかちとる大集会として成功させましょう。高陽第一診療所労働組合は今年の8・6ヒロシマ大行動に総決起し、職場と地域の団結拡大で勝利を勝ち取ることを決議する。
2014年7月23日
高陽第一診療所労働組合