2016年5月19日木曜日

オバマ広島訪問反対!

すべての核をいますぐなくせ!
日米軍事同盟による朝鮮戦争=核戦争阻止!
オバマ広島訪問反対

デモ 5月26日(木)午後6時半 5月27日(金)12時半  原爆ドーム前集合


被爆71周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会 広島市中区幟町14-3-705 電話・FAX082-221-7631  メールhiro-100@cronos.ocn.ne.jp

共同代表 大江厚子(セイブ・ザ・イラクチルドレン広島代表)大江照己(国鉄西日本動力車労働組合委員長)中島健(被爆二世)室本けい子(NPO法人よもぎのアトリエ)吉原美玲子(被爆者・キリスト者)

新たな核戦争を準備するオバマと安倍の広島訪問許すな

5月27日、伊勢志摩サミット終了後、オバマ米大統領が広島を訪問しようとしています。サミットは、G7と呼ばれるわずか7カ国の金融的・軍事的大国の支配者たちが、世界の市場・資源・勢力圏をどのように分け合い、支配するかを話し合う「強盗戦争会議」です。最大の議題は、北朝鮮の体制を転覆する新たな朝鮮戦争=核戦争です。世界最大の核軍事力をもつオバマは、この戦争会議の主導者です。このオバマの広島訪問には、戦争法を施行し、「核兵器の保有も使用も合憲」とする政府答弁書を閣議決定(4月1日)した安倍も同行します。私たちはオバマと安倍の広島訪問に絶対反対です。

●「核のボタン」を抱えて広島に!

世界最大の核軍事大国であるアメリカ、中東などで空爆を繰り返し、朝鮮半島で新たな戦争・核戦争を準備しているアメリカの最高戦争司令官が、どうして「核廃絶の希望」なのか?「平和の使者」なのか? しかもオバマは「原爆投下について謝罪しない」と言明し、「核のボタン」(核攻撃指令装置)を抱えて広島に来るのです。絶対に許せません! オバマは「核なき世界」などといいながら、新たな核戦争をやろうとしています。
 2月24日、在韓米軍司令官は米下院軍事委員会聴聞会で「朝鮮半島で衝突が起きれば、第2次世界大戦に匹敵する事態になる。兵力と兵器の規模は朝鮮戦争や第2次大戦に酷似しており、またさらに複雑であるため、おそらく多くの死傷者が出るだろう」と述べています。最高司令官・オバマの下で米軍は、ヒロシマ・ナガサキをはるかに超える朝鮮戦争=核戦争の計画を練り上げ、実行しようとしているのです。
 ようするにオバマは、広島を訪問して核廃絶のために努力しているかのように被爆者と世界の労働者民衆をあざむき、北朝鮮への核攻撃をヒロシマに認めさせようとしているのです。このオバマと、「核と戦争は絶対反対」と闘ってきたヒロシマの私たちは、絶対に相いれません。

核をなくすのは労働者民衆の国際連帯と団結の力だ

「オバマが広島に来て、平和資料館を見学すれば、核廃絶のために真剣になるのでは…」というのは、まったくの幻想です。G7外相会合で原爆資料館を「じっくり」見学したケリー米国務長官は何と記帳したでしょうか?  「戦争は最初ではなく最後の手段にしなければならない」と書いたのです! あの資料館を見て、なおも戦争=核戦争を最後の手段としてとっておく必要性を説くのがケリーやオバマなのです。
 核と戦争は、1%の資本家、支配権力者たちが、99%の労働者民衆を支配し、分断し、対立させあい、殺し合いをさせて生き延び続けるために必要とするものです。労働者を解雇・非正規化・超低賃金・過重労働で「殺す」政治、反戦・反核・反原発の運動を弾圧する政治、この政治の延長に侵略戦争があり、核戦争があります。そしてこのような政治をやっているのがオバマであり、安倍です。彼らに「お願いする」のではなく、北朝鮮や中国のように核で対抗するのでもなく、99%の労働者民衆が団結し、国際連帯をつらぬいてオバマや安倍ら1%の支配者たちに絶対反対でたたかうこと——これだけが核と戦争をなくす道です。何よりも「韓米日軍事同盟」による朝鮮戦争に反対し、ゼネストで闘う韓国民主労総と連帯しましょう!
 核と戦争に絶対反対を貫いてきた被爆者と闘う労働組合、学生自治会を先頭に、5・26−27オバマ広島訪問反対のデモに立ちあがることを呼びかけます。(2016年5月19日)

●オバマがプラハ演説で実際に言ったことは核独占と核戦争遂行能力の維持

「第一に米国は核なき世界に向けた確かな歩みを始めます……間違えてはいけません、こうした兵器が存在する限り、米国は敵国を抑止するために安全でしっかりした、効果的な(ミサイルの)保有量を維持します。……私たちは幻想を持って進んではいけません。いくつかの国はルールを破るでしょう。だから、どんな国がそうしても、例外なく代償に直面する構造が必要なのです。」——2009年4月プラハ演説より

核と戦争に絶対反対のヒロシマとオバマは相いれない!

●臨界前核実験、新型核実験を繰り返す 2010年11月から2014年までに12回。超高温、超高圧という核爆発に近い状態をつくり出し、プルトニウムの反応をみる。「核兵器なき世界」を掲げながら、核戦力を維持するオバマに批判が集まる。
●核兵器近代化計画を進め、今後30年間で核兵器にかける費用は1兆ドル(100兆円以上)!
●核兵器禁止決議にはことごとく反対
●空爆による殺戮と侵略戦争を続けてきた
・イラク、アフガニスタン、パキスタン、イエメン、ソマリアなどで無人機による子どもや高齢者など含む数千人の民間人殺害。
・2011年リビア空爆、2015年シリア空爆・・・
・史上最大級の米韓合同軍事演習を強行。
●辺野古基地建設と沖縄圧殺の張本人
 安倍が「和解」で辺野古基地建設工事を中止したことにオバマは激怒!