2017年7月23日日曜日

松井市長に申入れ「安倍首相の平和式典参加反対!」

広島市長 松井一實様
被爆72周年 8・6ヒロシマ大行動実行委員会
広島市中区幟町14−3−705
電話&FAX/082 -221 -7631

核兵器禁止条約に反対し、改憲と朝鮮戦争ー核戦争に突き進む、
 安倍首相の8・6平和式典参加に反対する申入れ

1、核兵器禁止条約に反対する安倍首相は、平和公園に足を踏み入れる資格はありません。

 核兵器禁止条約に対して、安倍政権は、会議にすら欠席し、米・英・仏・ロシア・中国など核大国とともに、「強固」に反対を表明しました。
 核兵器禁止に強く反対し、核兵器も核戦争も肯定する安倍首相は、8月6日被爆地ヒロシマに来て、何をしようというのでしょうか。慰霊碑の前に立つ資格など全くありません。
 「ヒロシマ・ナガサキをくり返すな!」―被爆者を先頭に日本の労働者民衆が叫び続けてきたこの誓いと決意は、安倍首相がヒロシマに来ることを絶対に許しません。今や、「安倍はヒロシマに来るな!」こそがヒロシマの声です。

2、北朝鮮を追い詰め、朝鮮戦争―核戦争をへ進む安倍首相に、今、全国で怒りの声が上がっています。

 安倍首相は、今年2月11日、日米共同声明で「核及び通常戦力の双方によるあらゆる種類の米国の軍事力を使った日本の防衛に対する米国のコミットメントは揺るぎない」と公表し、日米で朝鮮に対する核戦争を含む戦争体制を準備しています。
 また、安倍首相は、日本の独自の核武装を狙って、福島切捨て、原発再稼働、原発の海外輸出を強行していますが、怒りは、福島をはじめ全国で拡大しています。
 安倍首相は、「戦争反対」の声を押しつぶすために、戦前の治安維持法と同じ「共謀罪」を強行裁決しましたが、戦争反対の声はいっそう拡大し、強まっています。森友・加計学園疑獄事件で、教育・政治を金もうけと戦争の道具にする「権力の私物化」に、全国のみんなが「安倍やめろ!安倍を監獄へ!」と闘っています。
 8月6日、全国・全世界の人々が注目します。安倍首相が平和式典に参加して、慰霊碑の前に立つ姿は、戦争・核戦争反対のヒロシマの誓いを踏みにじるもので、とても容認することはできません。
 私たちは、国際連帯の力で、「始まる前に戦争を止める」ことを表明します。

3、松井市長は、安倍首相の式典参加をキッパリと拒否すべきです。

 広島市は、このような安倍首相をどうして平和式典に参加させるのでしょうか。これまで、広島市は私たちの質問に対して、「日本の総理大臣だから」「広島に来て被爆の実相を見てもらえば、核兵器廃絶に向かってくれる」などと回答してきました。安倍首相がこの何回かの広島訪問で、平和や核兵器廃絶に向かってなにか有効な行動を少しでもやりましたか。結論は、「真反対」だということは明らかではありませんか!
 松井市長は、平和宣言の中で、「日本は、核保有国との橋渡しをしてほしい」と言うと報道されています。とんでもありません。自らが、核武装を肯定する安倍首相に何をお願いするというのですか?
 被爆者・ヒロシマ、全国・全世界の人々の心からの叫びは、今、「核戦争の安倍はやめろ!」です。この声に背を向けた平和宣言は許されません。
 松井市長は、安倍首相の式典参加をキッパリと拒否することを要求します。


2017年7月20日
被爆72周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会
          共同代表
       下田禮子(反戦被爆者の会)
                中島健(被爆二世)
                大江厚子(セイブ・ザ・イラクチルドレン広島代表 安芸太田町議)
                大江照己(国鉄西日本動力車労働組合委員長)
                室本けい子(NPO法人よもぎのアトリエ)
                吉原美玲子(被爆者・キリスト者)